このサイトは、QC検定試験を一発で合格するための効率的な勉強方法をサポートします。
QC検定試験の合格基準は概ね70%と発表されています。社会人の勉強は、徹底的に合格にこだわることです。QC検定試験に受験する方は、完璧を目指さず、70点で合格する気持ちを持つことが大事です。
2012年3月の2級合格率は38%とますます合格率が低下している中で、合格者の自己採点で63%、67%の方がおられますので、70%近く点数をとれば合格できることが証明できると思います。
しかし、2018年現在、ここ数年は一貫して難化傾向です。直近では合格率20%を割ってきており、しっかりとした対策をしないと合格できない難関試験となりました。
だからといって、100%の完璧を目指した勉強をしていると、途中で解らない個所などに遭遇すると、挫折する可能性が大きいので、70点での合格を勧めています。
過去に、みなさんにも途中で止めた経験がありませんせんか?
2級、3級を受験するの各人のレベルにあわせた「eラーニングコース」や、苦手な個別科目を克服するために繰り返し勉強できる「QC検定動画講座」なども用意しています。
QC検定とは:
品質管理検定(QC検定)は、品質管理に関する知識をどの程度持っているかの筆記試験です。1級~4級までの4つの級があります。
試験日 : 年2回実施 【前期】9月 【後期】3月
合格発表 : 試験日から約1か月後、QC検定センターでWEBサイトにて発表
申込み先 : 財団法人 日本規格協会
試験範囲 :品質管理検定(QC検定)レベル表に基ずく(2015.9~)
※詳細は、財団法人 日本規格協会 のHPへ
◆2級試験の合格率の推移(2018年3月)
2018年3月(25回)に実施されたQC検定2級試験の合格率は20%を切って過去最低の数値17.26%となりました。20%を割るともう難関試験ですね。
これまでの一番低かった試験の合格率は、2016年9月の19.64%でしたので、2ポイント低下したことになります。
今回の2級試験は手法分野で難易度の高い問題(問1,2)が出題されました。特に第1問は問題文を理解するのに時間がかかる問題でした。このような問題は捨てる問題だと思う次第です。
ちなみに、特に第1問は問題文を理解するのに時間がかかる問題でしたので、私のの友人の息子さん(高校の数学の先生)に教えをお願いしましたところわからないとの返事が返ってきましたように、このような問題は捨てる問題だと思う次第です。
しかし、全体的には、基本知識を身に着けていれば、合格へは十分対応可能だったと思います。また、どれくらい点数が取れるのかについての「2級解説書」を作成しましたので、申し込んでください。
また、合格率が低下していることは、
実践分野が長文化傾向になってきて、この分野に時間がとられて、手法分野の計算問題の時間が足りなくなってきていることが挙げられます。
今後の2級受験対策は
・実践分野が長文化傾向なので、過去問で慣れておくこと。
・手法分野の計算問題では、基本的な計算式は、試験場で思い出すのではなく、スラスラと手が覚えている状態までもっていくことです。
この試験を受験される人は、ほとんどの方が社会人ですので、学生と違い、まとまった勉強時間が取れない悩みがあるかと思います。
このような環境下での、社会人の勉強は、完璧を目指すのではなく、徹底的に合格にこだわる、ボーダーラインの得点で合格する意識を強く持つことです。
それには「戦略」が必要です。
ここでの戦略とは、まず、出題傾向を知る。その上で自分側の受験対策(合格への攻略法)を考える。これが鉄則です。
直ぐに過去問をやることをおススメします。
◆2級試験の合格率の推移(2010年3月~2012年9月)
2012年9月 2012年3月 2011年9月 2010年9月 2010年3月以前
41% 38% 41% 42% 50%
これまでは合格率が50%で推移してきましたが、2010年の9月のQC検定試験ではQC検定の認知度も高まり、初めて受験者数は3万人を超えましたので、質の面からも考慮された結果、合格率の低下に結びついたものではと思います。
さらに、直近の3月の試験の合格率は、40%を割ってしまいました。
これまで2人中に1人が合格できましたが、合格率の低下傾向となっております。これは、試験自体の難易度が高まった訳でなく、合格者の質を高めようとの主催者側の意図が大きいものと思われます。
一方、この試験の合格基準は、概ね70%と発表しておりますが、その実態は6割位で合格されていますので、高い得点をとらなくても、合格できるのです。
徹底的にドライに取り組みましょう。社会人の勉強には完璧主義は不必要です。細部にとらわれてしまうと全体が見えなくなって、やる気も失せがちになります。合格することにこだわりましょう。満点でも、ギリギリの点数でも、合格すれば、資格としては同じことなのですから。
◆2級試験の合格率の推移(2013年3月~2015年9月)
2015年9月 2015年3月 2014年9月 2014年3月 2013年9月 2013年3月
27% 26% 25% 30% 37% 41%
2014年の9月からなんと!!合格率は25%です。びっくりです。
過去最低の合格率となった2014年3月と比べても3~5ポイントも低下しています。
2級試験問題の手法分野の傾向をチェックしていますが、難問はなく、基礎知識で十分対応可能だったかと思う次第です。
限りなく合格基準を70%近くまで引き上げてきたのではないでしょうか。
今後も2級合格率は20%台で推移していくもと思われます。
◆2級試験の合格率の推移(2016年3月~2017年9月)
2017年9月 2017年3月 2016年9月 2016年3月
36% 21% 20% 21%
2016年3月の合格率は、さらに低下して21.23%と、過去最低の数値となりました。「計数値の検定」と「実験計画法」の2問が難易度が高い問題でした。ただ、問題そのものが難しくなったからこそ、
基本的な問題をきっちりと正解できるようにしておくことが合格への条件
です。
2016年9月実施の2級試験の問題は総じて難易度は高くなく、基本知識だけで十分対応可能だったと思います。
前回(3月)の試験と比較しても手法分野の計算問題の難易度は高くなかったと思いますが、ただ、実践分野での文章問題で、「製造物責任法の制定された年は?」等、QCのカテゴリーから外れた問題が数問出題されましたので、受験者の方は動揺されたと思います。
このようなOB(out of bounds)的な問題を出題する意図はどこにあるのでしょうか?
合格率が低下していることは、
実践分野が長文化傾向になってきて、この分野に時間がとられて、手法分野の計算問題の時間が足りなくなってきていることや、主催者サイドが受験者数も増加しており、社会的な影響も考慮し限りなく合格基準を70%に近づけているものと思います。
今後の2級受験対策は
・実践分野が長文化傾向なので、過去問で慣れておくこと。
・手法分野の計算問題では、基本的な計算式は、試験場で考えるのではなく、スラスラと手が覚えている状態までトレーニングすることです。
具体的には、9月の試験の問1で、検定量tを求める内容は、その場で計算式を思い出すような状態では×で、自然と手が勝手に計算するレベルまでもっていく必要があります。
頻出項目の実験計画法も、平方和を求める式もこのような状態までになるまで勉強してください。これは、あくまでも基本的な計算式、手法分野で20個ぐらいだけで合格レベルには十分だと思う次第です。
この試験を受験される人は、ほとんどの方が社会人ですので、まとまった勉強時間が取れない悩みがあるかと思います。
このような環境下での、社会人の勉強は、徹底的に合格にこだわることで、完璧を目指さない、ボーダーラインの得点で合格する意識を強く持つことです。
合格率が低くなったからと言っても、高得点を目指した勉強は効率的ではありません。ゆめゆめ、成績上位合格者とかの欲を出さないことです。限られた時間内で合格にこだわってください。 合格にこだわった勉強を薦めています。